
「ゲーム用のパソコンが欲しいんよね」「でもだいぶ高いみたいやけ」「そこまでハマっとるわけでもないし」
現物を見たことはないものの、ゲーム友達から相場感は聞いていて、それは自身の予算をオーバーしているという話です。
私はゲームのことは分かりませんが、相当に色々なことが違うのでしょう。専門店で店員さんの話だけでも聞いてみて、実際の相場観も掴んでみたら。
そうして私と姉(甥母)、凡甥の3人のカモが専門店へ行きます。夏の決算セールの旗が歓迎してくれます。
付いてくれた店員さんもゲーマーという流石の人員配置。まずは凡が聞きたいことを質問します。店員さんが決算札のかかった一台の機種を紹介してくれて、「これなら大丈夫」と言います。
ゲームには専用のモニターやキーボードがいると知り、総額は上がります。
トータル25万。店員さんと示し合わせたかのように出てきたマネージャーさんが24万にしてくれました。
凡は「お買い得なのは分かったけど、予算よりやっぱり高いから・・・」
欲しい気持ちと、予算オーバーを天秤にかけ悩みます。
姉が助け舟を出します。
「お母さんに分割で返してくれてもいいけど?」
凡「う~ん、それでもいいけど、毎月1万円返すとして・・・う~ん」
私「あのモニターとキーボード諦めたら」
その言葉に反応したのはゲーマーでもあるという店員さん。
「いや、モニターは絶対です!これを外すのはちょっと・・・」
(全然反応速度が違うらしいので、専用モニターでないとPCの能力を映し出せないといいます)
あ、そ。じゃぁ、またにしたら。今日も下見に来ただけだったし。
そもそも凡の予算ていくらなの?
「MAX20万、15万なら嬉しいって感じ」
このやり取りに店員さんも同情気味で、マネージャーさんと相談タイム。
長い目でみて、予算に合わせ能力の低い物を買うと後悔すると皆が一致で思っています。
でも学生にとって、MAXから4万もオーバーしているのは飲み込めないのでしょう。
23万になりました。
嬉しい反面、3万円オーバーも変わらず大きいのです。
姉は何も言いません。
でしゃばりな叔母と凡甥、店員さんとの相談です。
22.5万になりました。
凡甥が悩んだ末、「買います」
大きな決断をし、嬉しい気持ちとこれで良かったのかなという気持ちのようです。
しかし、納得して買ったのですからいいでしょう。