
先日、お電話であるお問い合わせをいただきました。
「今日、仕事中に腰を痛めてしまって……。揉んでもらったら治りますか?」という、切実なご相談でした。
お話を伺いながら、私がお伝えしたのはこのような内容です。
「もし明らかな異変や急な痛みがある場合は、まずは接骨院や整形外科を受診されることをお勧めいたします。当店はリラクゼーションを目的としたサロンなので、急な痛みのケアを専門としていないのです。」
お客様は「揉んでも治らないかな?」と重ねて仰いましたが、治療を目的とした施術ではない以上、安易に「大丈夫ですよ」とお答えすることは、大切なお体を預かる身として一番してはいけないことだと考えています。
もちろん、長く通ってくださり、お体のクセや信頼関係を築けているお客様であれば、「今できる最善のケア」を模索することもあります。ですが、それはあくまでお互いの意思疎通がしっかり取れているからこそです。
私たちは「癒やしのプロ」であり、医療従事者ではありません。 私たちの手技が、結果として「痛みが引いた」「楽になった」という嬉しい変化に繋がることは多々あります。ですが、それはあくまで「リラックスした先の副産物」のうようなものです。
「治す」という言葉を安易に使わず、まずは安全を第一に考えていただくこと。 それが、私たちの誠実さの形だと思っています。
とはいえ、「なんとかしてあげたい」気持ちと、「安全への責任」で常に揺れ動く日々です。
