
先日ご来店されたお客様は、長年「講師」のお仕事をされてきた方。 定年を迎えられ、今は人生の次のステージをとても軽やかに、楽しそうに過ごしていらっしゃいます。
そのお姿を拝見しながら、ふと「人生100年時代」という言葉が頭をよぎりました。昨今は寿命も伸び、100歳まで生きるというのも、あながち冗談ではない雰囲気になってきましたよね。
長生きできるのは嬉しいこと。 けれど同時に、私たちの世代にとって「果たして自分の足で行きたい場所へ出かけられる状態は、いつまで保てるだろうか」という不安も、本音としてあります。
お金の心配、そして何より体の心配。
長生きは手放しで喜べることばかりではなく、「これからどうする?」「どうなっていく?」という問いは、中高年の大きな関心事であり、不安の種でもあります。
10年後、自分がどんな健康状態でいるかは誰にも分かりません。
よく女性が「若い頃にもっと日焼け止めを塗っていればよかった……」と過去を嘆くことと同じで、若い頃や元気なときの発散のツケは、忘れた頃に、後々の体へと響いてくるものです。
つまり、今どんなに体力があって無理が利くとしても、それを当たり前だと思って酷使し続けてはいけない、ということ。
40代、50代という人生の転換期をどう上手に過ごし、どう体を労わってあげるか。 それは、70代、80代になった未来の自分に対する、何より確実で価値のある「投資」なのだと思います。
